わきが治療のPMR法は効果が高く人気
わきが治療のための手術法の一つにPMR法があります。
PMR法は、SCカニューレという特殊な器具を使ってわきがの原因となるアポクリン腺とエクリン腺を除去する手術法です。
脇を4㎜程度切開して、汗腺組織と脂肪を吸い出すことから「吸引法」とも呼ばれます。
吸引した後にカニューレを挿入して、細かい汗腺組織まで完全に除去し、さらに目視で取り残しがないか確認をするので、確実なわきが治療への効果が期待できます。
再発の可能性が低い上に、傷口も小さく、痕が残りにくいので人気の手術法です。
わきがの手術が受けたいけれど手術痕が残ってしまうのが気になる人や、手術痕は残したくないけれどしっかりと根治を目指したい人に選ばれています。
デメリットとしては、保険が適用されず自由診療となるのでコスト面での負担が大きいことが挙げられます。
費用と効果のバランスを考えて手術を受けるかどうか決めましょう。
PMR法の流れ
PMR法はカウンセリング後、ます局部麻酔を行います。
麻酔が効いたら手術部位を脇のしわに沿って4㎜程度切開します。
切開した場所から、特殊な器具を使って汗腺組織と脂肪を吸引した後、SCカニューレを挿入して吸い残しのないように細かい組織まで除去します。
最後に目視で完全に汗腺組織が除去できたことを確認して、手術を終了します。
PMR法は、半日程度の時間を必要とするとても繊細な手術です。
ダウンタイムは手術後約1週間です。
ダウンタイム中は、脇を固定し、腕を上げ下げするような行動は控えます。
動きが制限されるので、職種によっては仕事を休まなければいけないこともあるでしょう。
肘から下は自由に動かすことができるので、簡単な家事やデスクワークなどなら翌日から再開できます。
また、術後は経過をしっかり見ていく必要があるので、3回程度の通院が必要です。
しっかりとアフターケアをしなければならないのも、PMR法の特徴です。
PMR法はどんな症状の人にもおすすめの手術法
PMR法は、症状が軽度の人から重度の人まで、どんな症状の人にもおすすめの治療法です。
症状の程度を選ばないので誰でも受けられて大きな効果が期待できます。
PMR法を行っているクリニックは数が少ないので、希望する場合はクリニック探しから始めましょう。
施術する医師の技術が求められる繊細な手術なので、PMR法の経験値が高く信頼できる医師がいるクリニックが安心です。
口コミなども参考にして、良いクリニックを見つけましょう。