わきが治療後はどんなことに気をつければいいの?

皮べん法など切開手術

皮べん法など、わきを切開する外科手術を受けたあとは1週間ほどの安静が必要になります。
なぜなら、この期間に腕を肘より高く上げたり、重いものを持ったりすると内出血を起こし傷の治りが悪くなる可能性があるからです。
そのため、デスクワークなら3日間、体を動かす仕事なら1週間、重労働の場合は10日間ほど休暇を取るようにしましょう。
また、飲酒や入浴、喫煙は抜糸が済むまで控えてください。
飲酒や入浴で血流がよくなると、傷口が開いてしまう恐れがあります。
シャワーは術後3日後ぐらいから、傷口以外なら濡らしてもいいと許可が出ることが多いでしょう。
皮べん法など切開手術を受けた後は、数回の通院や診察が必要になります。
ダウンタイムを長引かせないためにも、経過観察とアフターケアは非常に重要なことなので医師の指示に従いましょう。

マイクロ(電磁)波療法など、切らない治療法

マイクロ(電磁)波療法や超音波療法など、わきを切らない治療法を受けたあとは、基本的に通常通りの生活を送ることができます。
ただし、治療後の患部は熱傷を受けた状態になっていますので、うっ血や腫れが生じることがあるでしょう。
そのため、治療後3日間は激しい運動や入浴を控えてください。
シャワーは当日からでも問題ありません。
また、クリニックによっては治療後の痛みや腫れを最小限にするため、薬や軟膏を処方することがあります。
その場合はきちんと薬の効果を出す必要があるので、お酒は飲まないようにしましょう。
切らない治療法も治療後1週間くらいを目安に、検診を受けるよう指導されます。
効果がしっかりと得られているかを確認するためにも、必ず受診してください。

ボトックス注射

ボトックス注射を受けた当日は、針を刺した部分やその周囲が青くなることがあります。
これは数日中に無くなるものなので心配はいりませんが、わきを強く揉んだりマッサージしたりすると酷くなるので触らないでください。
また、ボトックス注射の成分であるボツリヌストキシンは熱に弱い性質を持っているため、注射をした当日は激しい運動や入浴を控えた方がよいでしょう。
サウナなホットヨガといった体が温まるようなこともボトックス注射の効果が薄れる可能性があるため、当日~数日間は避けた方がベターです。
ボトックス注射は気軽に治療できることから人気ですが、副作用が起こることもあります。
頭痛や目の異常感、患部の炎症、赤み、かゆみなどといった症状が現れた場合は、医師に相談しましょう。